電車を利用する子供の防犯対策

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中学や高校はもちろん、小学校から電車で通学する子供もいるでしょう。いずれの場合も、入学式の前に通学ルートの下見をしておく必要があります。できれば日中の空いている時間だけでなく、実際に通学する時間帯に乗ってみて、ダイヤや混雑の状況などを確認しておくことをおすすめします。
子供が電車でトラブルに巻き込まれたり犯罪の被害に遭ったりしないためには、マナーを守ることがポイントになります。ホームや電車の中で騒いだりせず、ぶつかったときはきちんと謝るように教えておくことが大事です。
学校に通う間には、電車が遅延したり不通になることもあり得ます。キッズ携帯の持ち込みが許可されていない場合には、公衆電話の場所なども確認し、使い方を練習しておきましょう。

駅は子供の防犯で頼れる存在

子供が電車で通学しているときには、気分が悪くなったり定期を落としたりするのはもちろん、犯罪被害に遭う可能性も考えられます。もし困ったときは、駅員さんに助けを求めるよう教えておく必要も出てきます。入学前に下見をする際には、駅員さんのいる場所も確認しておくようにしましょう。
鉄道各社では、防犯と子供の安全確保のための取り組みを全国的に実施しています。助けを求めてきた子供を事務所内に入れ、やさしく声を掛けて安心させてから、状況の確認を行うなどの対応を取っています。状況確認の結果、つきまとわれたり痴漢にあったりなど犯罪が疑われる場合には、警察に通報するとともに、警察が到着するまでの間、子供を保護してくれます。体調が悪い場合に休ませてもらうことも可能です。

電車利用ならではの防犯サービスも

電車で通学する場合には、子供に定期券を持たせることになるでしょう。定期券にはICカードと磁気カードの2種類がありますが、首都圏の主要路線を対象にICカード定期券を利用した子供の防犯対策サービスが登場しています。
これらのサービスでは、ICカードで駅の改札を通過するたびに、通過時刻と利用駅が保護者にメールまたはスマートフォンの無料アプリで通知されるので、帰宅時間の目安がわかり、待ち合わせにも便利です。いつもの時間に駅を通過していないなど、何かあったときもすぐに気づくことができます。対象年齢はサービスにより異なりますが、小学生から高校生または20歳未満となっています。ICカードの残高が通知されるサービスもあり、残高管理に役立てることも可能です。

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