学校や塾、習い事などに電車で通うときは、ICカードを利用することが多いでしょう。ICカードの残高が不足していると電車に乗れなかったり、改札を通り抜けようとしてドアが閉まってしまい、怖い思いをしたりすることもあり得ます。子供を不安にさせないためにも、ICカードの残高には十分注意することが大事です。
ICカードの残高は、入場する際に確認することもできますが、通過した後で残高が足りないことに気づいた場合は、のりこし精算機を使って精算またはチャージしなければなりません。事前に確認するにはコンビニや自動販売機で買い物をしたり、ICカードリーダーやNFC搭載のスマートフォンアプリを使ったりする方法もありますが、防犯サービスに加入していれば、改札を通過するたびに残高が通知されます。残高を確認するために買い物をしたり特別な機器を購入しなくても済むことがメリットです。
子供に交通系ICカードを持たせるメリット
電車に乗る時に使うICカードはタッチするだけなので、現金と違って使った感覚が希薄になりがちです。ただしチャージした分だけしか使えないプリペイド型のため、クレジットカードとは異なり残高以上に使うことはできません。電子マネーの使い方を学ぶには、最適のアイテムだと言えるでしょう。記名式ICカードは子供用であることが明示されており、落とした時に見つかりやすいこともメリットです。
子供に現金を持たせるのが心配な場合には、お小遣いもICカードで渡すという方法もあります。ICカードリーダーやNFC搭載のスマートフォンアプリを使えば、残高だけでなく、いつ何に使ったかも把握することが可能です。
子供にICカードを持たせるときの注意点
交通費としてICカードを渡す場合は、交通費以外に使わないように約束させます。ICカードを使った防犯システムに加入している場合は、毎日残高がわかるので、無駄遣いの防止にもなるでしょう。
お小遣いとして渡すときは、子供が自分で残高を管理できるよう、お小遣い帳をつけさせることをおすすめします。この点は現金であっても、図書カードなどであっても同じです。
最初は約束を守れなかったり、無駄遣いしてしまったりすることもあるかもしれません。お小遣いを渡すタイミングは月1回が定番ですが、10日に1回や週に1回などに分けて渡す方法もあります。家庭でルールを決め、防犯サービスなどをうまく活用しながら、徐々に守れるようにしていくことが大切です。